「自分で脱ぐか?おれが脱がすか?」
あかねの顔にさっと朱が走る。
「ばかにしないで……あんたなんかにっ!」
あかねが挑発的に叫ぶ。だが乱馬は動じない。ただ、じっとあかねを見ている。すっと立った。狭い洞窟の中でその姿はやたらと大きく映った。あかねの瞳に怯えが走る。じり……と下がる。追い詰めるように乱馬は一歩踏み出す。また下がる。ついにあかねの背中に冷たい岩肌が触れる。
「後がねえぞ。」
その言葉にあかねはきっと乱馬を睨み上げた。だが、乱馬はさらに間合いを詰める。右手で自分の衣を鷲掴みにする。引き剥ぐように脱いだ。あかねの目の前に筋肉の厚い胸板が現れる。無駄な肉を殺ぎ落とした均整の取れた肉体。しなやかな野生動物の危険な美しさをも感じさせるその姿に一瞬あかねは目を奪われた。だが慌てて首を振り払い固く身構える。
半官半民さん作・「闇、光そして虹」より引用・・・
この部分からイメージした作画
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